今回は婚活本のご紹介です。
清水小百里さんの『結婚したければ選ばれる男になりなさい』です。
著者の清水さんは株式会社KMAの仲人カウンセラーさんです。15年以上の仲人経験に基づく男性に向けた婚活アドバイス本です。婚活中の男性は必読の一冊です。
\こんな人におすすめの本です/
- 婚活成功のコツ・女性が男性に求める条件などを知りたい男性
- なぜか婚活がうまくいかない、断られ続けている男性
- 実際の婚活体験談に基づく婚活アドバイスを知りたい男性
この記事の目次
「結婚したければ選ばれる男になりなさい」の内容
著者はご自身のことを「おせっかいオバチャン」と呼びます。
会員さんを叱咤激励したり、友人のように悩みを聞いて背中を押したりと、まさに二人三脚の婚活サポートを長年続けてきた方です。
長年おせっかいをしてきて思うのは、私たちがほんの少しおせっかいを焼いてあげることで、見た目が垢抜けたり、女性と上手にコミュニケーションがとれるようになったり、どんな男性でも好感度がアップするということです。やるべきことがわかれば、誰でもわかることができますし、結婚相手を見つけることができるのです。
男性会員はもちろんのこと、1000人以上の婚活女性にも関わってきた方です。
本書の冒頭には「女性が結婚相手に求める条件」を5つご紹介しています。
- 年齢:自分の年齢よりも7歳上まで
- 年収:夫婦合わせて700~800万円程度ほしい
- 学歴:それほど重要視しない
- 性格・人柄:明るく、優しく、気遣いができる人
- 住んでいる地域:現在の生活圏を変えずにすむこと
詳しい解説は本書をチェックしてみてください!
本書の最大の特徴は「仲人しか知り得ない情報」を惜しげなく発信していることです。
たとえば「男性が婚活を早く始めるべき理由」として著者はこう語ります。
私の感覚ですが、30代男性と比べて、40代男性はお申込みの数が3割程度減ります。また、40代でも、44歳までと45歳以上ではお申し込み数がぐんと減るのです。
10歳以上の年の差婚は本当にまれです。私の経験では、10歳以上年の離れたカップルは多くても20〜25組に一組程度。ちなみに、私が仲人として関わった方々で、一番年の離れたカップルは13歳でした。
仲人さんじゃないと語れない婚活のリアルですね
本書の構成は以下の通りです。
STEP4(第4章)では婚活エピソードも紹介されていて、参考になるかと思います。
STEP1 婚活女性の理想の男性像とは?女性が結婚相手に求めるもの
STEP2 うまくいかない理由はコレ!選ばれる男性になる秘訣
STEP3 いざ、交際が始まったら……「距離感」を意識しよう
STEP4 仲人は見た!婚活に苦戦した男性たちの成婚秘話
では、早速細かい内容を紹介していきます。
本書から真似したい4つのこと
①気遣いが見える行動をする
仲人の著者によれば、女性が男性のアプローチをお断りする理由のランキングの堂々第1位は「気遣いがない」ためだそうです。
言葉や行動に示さなければ、あなたの思いやりは相手に伝わりません。伝わらない=思いやりがない人、気遣いがない人と思われてしまいます。仮に気づいていても言わなければ(行動しなければ)、気づいていないのと同じです。気遣いがない男性に対して女性は、「自分がよければそれでよくて、私を大事にしてくれなさそう」「結婚しても、家事や育児を手伝ってくれないだろう」と感じます。だから、嫌われてしまうのです。
気遣いとは、思っているだけではNG。言動で示す必要があります。
では、具体的にどんな行動がよいのでしょうか?
著者は3つのポイントを解説しています。
- 相手の話や意見を聞き、一人で勝手に決めない
- 相手の体調に配慮する
- ちょっとしたレディーファーストをする
「相手の体調に配慮する」のは女性が疲れていないか・寒くないか・トイレに行きたくないか等、想像力を巡らせながら気遣いの言葉をかけてあげることが重要とのこと。
特に、男女では体のつくりも異なります。
男性が思っている以上に、女性は環境の変化に敏感だったり、疲労が溜まりやすい体質です。気遣いができると好感度はアップでしょう。
また、3点目のレディーファーストについても解説付きです。
レディーファーストって案外難しいですよね…
多くの男性が苦手意識を持つのがレディーファースト。
実は「特別なことをしようとしなくていい」と著者は語ります。
例えば、お店やエレベーターのドアを開けて先に通してあげたり、レストランやカフェでは奥の席やソファーの席を勧めたり、男性が女性の分もまとめて注文するだけでも女性からの印象がぐっと良くなります。
できる範囲で女性を大切に扱ってあげるだけで、好印象なのですね。
②やってはいけない会話のタブー
お互いの相性を確かめるうえで重要になるのが会話です。
多くの男性の婚活サポートをしてきた著者によれば、婚活がうまくいかない男性は会話で失敗しているケースが非常に多いとのことです。
会話で言ってはいけないこと、やってはいけないことが解説されています。
- 結婚・子どもの話題
- 人の悪口・グチ
- 質問攻め
- 容姿を褒める
- 自慢話が多い
- マニアックな話をやめない
- デリカシーがない発言
えっ!?結婚とか子どもの話題ってダメなの?
著者曰く、お付き合いがある程度続いたらOKのようですが、会ったばかりの女性に結婚・子どもの話題を振るのはNGとのことです。
まだお相手のこともよく知らないのに、結婚を口にする男性に対して、「誰でもいいから結婚したいんだな」と感じるからです。「結婚したら子どもがほしいですか?」「子どもができたら…」など、子どもの話題も同様です。まして、子どもができるかどうかは、年齢との兼ね合いもあり女性にとってはデリケートな問題でもあります。それなのに、会ったばかりの女性にそんなことが言える男性は、「無神経すぎる」と思われるでしょう。
その他の項目についても、実際の例を基に解説されていますので、気になる型は本書をチェックしてみてください。
③高望みしてしまう場合の対処法
婚活がうまくいかない原因として多いのがお相手の選び方。
高望みをしすぎて、女性から断られ続けてしまう男性が多いようです。
今の自分の身の丈にあった人を選ぶ必要があるとのことです。
でも、妥協はしたくないんだけど…
著者はこれを「妥協ではない」と断言します。
幸せな結婚生活を送るためには、お互いの環境・価値観・フィーリングが合ったお相手を探すことが重要です。自分が無理せず、自然体でいられるお相手です。
そうは言っても「心から納得できない」という人には、以下のような婚活の進め方がお勧めとのことです。
例えば、50歳を過ぎているのに、「子どもがほしいから35歳以下の女性と結婚したい」と、若い女性にばかりお見合いの申込みをする男性もいました。そういう人には、「じゃあ、半分はあなたの希望する35歳以下の人、半分は36歳以上で、できれば40代の人にお申し込みしてみましょう」などとアドバイスします。(中略)「年齢の条件を見直したら、自分のことをとても大切してくれる人が見つかった」という男性は大勢います。
これなら自分の条件をある程度守りつつ「このお相手なら条件を見直してもいい」と思えるお相手が見つかるかもしれません。
④結婚相談所を選ぶ/乗り換える際のポイント
仲人の著者が結婚相談所の選び方について解説しています。
これから婚活を始める男性陣はもちろんのこと、既に相談所を利用している男性もチェックしておいて損はない内容かと思います。
特に仲人さんとの相性は重要で、無料相談で相性を確かめるべきとのこと。
- 根拠のないことを断言する
- 仲人の好みで判断する(この女性がいい 等)
- 時代遅れなことを言う(現代の婚活を理解していない)
- 本人の気持ちは二の次でとにかく早く結婚させたがる
- 具体的なアドバイスがない
- 一般論しか言わない(普通は…一般的には…等)
一般論しか言わない仲人さん…確かにいました……
いずれにしろ、仲人への不信感が拭えない時、どうしても仲人との相性が悪い時は、我慢する必要はありません。乗り換えを検討することをお勧めします。
このように現場の仲人さんにしか分からない情報も盛り沢山ですので、この本は婚活中の男性に強く推したい一冊です。
まとめ:結婚したければ選ばれる男になりなさいの書評
今回は婚活本「結婚したければ選ばれる男になりなさい」をご紹介しました。
婚活を成功させたい男性、婚活で悩んでいるには必読の一冊です。明日から実践できる内容が豊富ですので、ぜひご一読ください。
『男の婚活研究所』では、婚活本の紹介・書籍レビューをはじめ、婚活を成功に導くためのポイントやコツをご紹介しています。ぜひ他の記事もご覧ください。
では、素敵な婚活ライフをお過ごしください。