これから婚活を始める方も、これまで婚活がうまくいっていない方も、自己分析で道が開けることがあります。
就活と同じく、婚活においても自己分析は重要です。
今回は婚活での自己分析のやり方と注意点について、実例を交えながらご紹介します。
婚活で自己分析が必要な理由
婚活においてはとにかく「行動する」ことが重要ですが、
ぜひ一度立ち止まって、しっかり自己分析することをおすすめします。
なぜなら、婚活は長期戦であり、時に迷いモチベーションが下がることもあるからです。
自分自身の軸がしっかり定まっていれば判断に迷いが生じることはありませんし、
定期的に「当初の目的」を振り返ることでモチベーションの低下も防止することができます。
また、自己分析は「自分が進みたい方向性」をあぶり出すだけでなく、以下のような副産物もあるでしょう。
- 「結婚相談所やマッチングアプリのプロフィール文」に活用できる
- 「女性との話題づくり」「会話の準備」に活用できる
- デートに誘う・告白・プロポーズする際の「後悔しない意思決定」に活用できる
ひとつずつ解説してきます。
プロフィール文に活かすことができる
結婚相談所やマッチングアプリなどはプロフィールの記入が必須となります。
女性にアプローチをかければ、あなたがどんな人物なのか観るためにプロフィール文には目を通されます。
(よほどあなたがイケメンで高ステータスでない限り)プロフィール文はしっかりあなたの魅力が伝わるように書かないと、デートに繋がることはありません。
案外「趣味」や「相手に求める条件」の項目をどう書くか迷うこともあるでしょう。
改めて聞かれると迷うようなこともテキトーに書くのではなく、きちんとあなたの人となりや魅力が伝わるように書きましょう。そのために、自己分析は必要なのです。
女性との会話の準備に活かすことができる
たとえば、あなたがプロフィールに「趣味は音楽鑑賞」と書いたとして、
初めてデートする女性からこんな質問を受けたことを想定してみてください。
「音楽鑑賞が趣味って書いてましたけど、どんなアーティストが好きなんですか?」
さて、この質問にクリアに答えられるでしょうか?
就活のエントリーシートと同じく、プロフィールに書いたことは必ず質問されます。
つまり、これで「音楽鑑賞」という一つのジャンルの話題の準備ができるのです。
本当に音楽が大好きな人は回答に迷わないでしょうが、「なんとなく」書いた人は案外答えに困ってしまうでしょう。
自分でエサを撒いたのですから、きちんと答えるようにしましょう。
後悔しない意思決定に活かすことができる
好みの条件にぴったり合致したお相手と順風満帆な交際が進めばよいですが、必ずしもそうとは限りません。
むしろ、ある程度の妥協を強いられる婚活の方が多いのではないでしょうか。
- 「妥協して条件を下げるべきか」あるいは「妥協せず今の条件のまま相手を探すか」
- 「今の相手とうまくいくよう努力すべきか」あるいは「他の相手を探すか」
こうした小さな決断は避けて通れないでしょう。
このように判断に迷うシーンでは、自分自身が考える軸が重要になってきます。
しっかりと自己分析をすることで、後々判断を後悔することが少なくなるでしょう。
26の質問で答える婚活自己分析のやり方
では、具的な婚活の自己分析のやり方をご紹介します。
大きく5つのジャンルごとに分類していますが、全てにクリアに答えられるようにするといいです。
「理想の相手や結婚生活」を探るための質問
相手と親密になるほど、このジャンルは避けて通れないものです。
今まで考えたことがなかった場合には、この機会によく考えてみましょう。
- 婚活を始めたきっかけは?
- いつまでに結婚したい?
- 結婚相手に求める条件は?
- 交際後or結婚後にどんなことがしたい?
- 子どもは欲しい?
- 結婚後に相手に求める仕事と家庭のバランスは?
- 結婚後の住まいに希望はある?
- 過去の女性との付き合いの中で、これは嫌だと感じた相手の要素は?
- (改めて)結婚結婚相手に求める条件トップ3は?
「基本的な属性」をよく知るための質問
就活でいう「自己PR」だと思ってください。
相手に合わせて、いくつかの話し方のパターンを持てるよう、準備しておきましょう。
- 簡単にいうと、仕事は何をしてる?(全くの素人に話すつもりで)
- 休日は何をしている?
- 一言でいうとどんな学生生活だった?
「好き」と「趣味」を探るための質問
すでに明確な趣味がある場合には、より広いジャンルで自分の「好き」が話せるようにしておきましょう。
「特に趣味が思いつかない」という場合には、4~6の質問でしっかりネタを準備しておきます。
- これまでやってきた部活、サークル、習い事は?
- 好きな映画、ドラマ、アニメ、漫画、アーティストは?
- 好きな料理、好きな飲食店は?
- 何をしている時間が楽しい?
- 過去に熱中していたこと、特に頑張ったことはある?
- 人に詳しく教えられることってある?
「価値観」と「内面」を探るための質問
自分自身を客観視できる男子はクールで知的に見えるものです。
「薄っぺらくて残念な男」にならないよう、この機会によく振り返ってみましょう。
- これだけはこだわっているものってある?
- 家賃以外で何に一番お金を使っている?
- 他人から褒められる部分は?
- 他人から言われる短所・欠点は?
- 交友関係では何を大切にしている?
「将来」を探るための質問
結婚以外の未来についても思いを馳せてみましょう。
「付き合ってもないのに夢を語る男」はウザがられますが、全くビジョンがないのも考えものです。
- 今の仕事を続けている理由は?仕事に求めるものは?
- (婚活以外で)これからやりたいことってある?
- 自分が直したいと思っている部分は?
自己分析の結果を積極的に活かそう
次に「プロフィール文」と「会話の準備」への活かし方の具体例をご紹介します。
分析をして終わりではなく、得られた結果をしっかり活かしていきましょう。
プロフィール文に活かす具体例
プロフィールで注意すべきは「具体性」と「客観性」です。
- 「趣味は音楽鑑賞です」より「ONE OK ROCKが好きです」の方がいい(具体性)
- 「性格は優しいです」より「他人から優しい性格とよく言われます」の方がいい(客観性)
具体性については「他人にウケるか」を意識しましょう。
「他人ウケ」が分からない場合は、「共感してくれる女性の多さ」と考えてもよいです。
マッチングアプリに記載するプロフィールの具体例です。
はじめまして!
プロフィールをご覧いただき、ありがとうございます。
職場で出会いが少なく、登録しました。 仕事は小さい頃からの夢だった、食品メーカーで営業をしています。 自分が大好きだった商品を広めるため、日々楽しく仕事をしています!
趣味はバスケ、スイーツ店巡りです。最近はモンブランにはまっていて、○○のモンブランが気になっています。温和な性格で、友人からは落ち着いていて穏やかとよく言われます。 将来を考えられる方と出会えればと思っています。
よろしくお願いします!
やや砕けた書きぶりにしていますが、情報の粒度(具体性)はこれくらいがベストです。
女性との話題づくりに活かす具体例
プロフィールに書いたことは必ず質問されるので、具体的に掘り下げるような質問をされた場合に、きちんと答えられるように「定番の答え」を用意しておくとよいでしょう。
たとえば、上のプロフィール例では、ざっと挙げるだけでも以下のような質問は出てきます。質問の答えはある程度用意すおくべきでしょう。
- どの食品メーカーか?代表的な商品は?
- なぜ食品メーカーに勤めるのが「小さい頃からの夢だった」のか?
- バスケは誰と?どこでやるか?
- バスケのポジションはどこか?
- Bリーグ(プロバスケリーグ)は観るか?好きなチーム・選手は?
- モンブラン以外に好きなスイーツは?
- おすすめのスイーツ店はどこか?
- どんな女性が好きか?結婚相手に求める条件は?
プロフィールには多少の脚色が入るので、「実際はそんなにスイーツ店巡りしてない」という方もいるでしょう。その場合は実際にスイーツ巡りをしてみましょう。
「話題は作りにいくもの」という意識で準備しましょう。
婚活自己分析の注意点
自己分析は重要ですが、正しいやり方があります。
特に真面目な性格な人ほど、自己分析の罠にはまりやすいので、以下に注意しましょう。
希望条件の書き過ぎ
「書けば書くほど具体的になるから、条件はたくさん書いた方がいい!」というのは間違いです。なぜなら、そんな女性とはほぼ100%出会えないからです。
とはいえ、あくまでブレインストーミングとして希望条件をたくさん書き出すのは有効です。たくさん書いた後は、条件を3つ以内に絞り込み、1~3位の順位をつけましょう。
自己分析のやりすぎ
「まずは自己分析をしっかりやり切ってから、女性を探そう!」、これは半分正解、半分間違いです。
自己分析は大切ですが、時間をかけすぎないよう期限を区切ってください。
就活でもあるあるですが、「ずっと自己分析をしていて、次に進まない」なんてことがないよう、注意しましょう。
マイナスポイントだけに注目してしまう
「自分を知れば知るほど、魅力のなさに気づく…」、これは明確に間違いです。
質問から得られた回答を「ネガティブに解釈」しているに過ぎません。
自己分析で書き出した答えは、単なる文字であり符号です。別にネガティブに解釈する必要はないんです。
もしネガティブな気分になってしまう場合は、次のような考え方をしてみましょう。
- 別に仕事に誇りがなくても、自分は素晴らしい(むしろ忍耐力があって偉い!)
- 熱中できる趣味がなくても、自分は素晴らしい(むしろ何でも楽しめて凄い!)
- 他人ウケが悪い趣味しかなくても、自分は素晴らしい(むしろ個性的で凄い!)
- 将来やりたいことがなくても、自分は充分素晴らしい(むしろ可能性がある!)
できるだけポジティブに!これは忘れないでおきましょう。
まとめ:婚活に役立つ自己分析と具体的な活用方法
今回は婚活に役立つ自己分析と活用方法をご紹介しました。
婚活は長期戦。自己認識能力が高い人ほど軌道修正ができ、婚活もうまくいきます。
ぜひ自己分析を通じて、自己認識能力を高めていきましょう。
では、素敵な婚活ライフをお過ごしください。